八重洲地下街のモツ煮
11時30分 東京駅八重洲中央口改札前
ポン太(P)は仕事の都合で待ち合わせ時間から30分遅れて到着した。
「遅れてしまって申し訳なかったな。今日は宿泊明けで明日は朝から勤務だというのに・・・」
その人を探そうと周りを見たがいない。
「ああ、どうも・・・」
普段仕事で接している時と変わらず優しい雰囲気のその人は「wind eraly(W)」さん
私がふざけて物まねしても許してくれて、笑って接してくれる。
しかし、最近は勤務が大変なのか、勤務中の彼の姿を見て時より心配になった。
今日は夜から新人の歓迎会だから時間が空いているし、昼から夜までの時間をどうしようかと考えていた時に
「そうだ、一緒にランチでもお酒でも行ってストレスを発散しよう!」
そう考えた私は彼を誘った。すると宿泊明けだからとのことでOKだった。
P「今日は店を決めておいたんですよ」
W「早く着いたんで、散歩してたんですけど、地下街だったんですね」
彼へのおもてなしだから、予め店は決めておいた。
ランチ時だし、選ぶ間にサラリーマンが押し寄せ、どこも入れなくなるかもしれない。
W「八重洲地下街って色々ありますね・・・ユニクロまである」
彼にとって久々訪れた八重洲地下街は新鮮だったのだろうか
当初、最近ハマっているクラフトビールの店にしようかと思ったが、
ここはランチと軽くお酒で良いのかなと思った。
ランチメニューの中から、私たちはこれを選んだ。
「もつの赤だし どて煮込み定食」
「乾杯」
ビールを飲み、モツを食べながら、仕事の話が中心だったが、お互いに励ましあい、
楽しい話も出来、彼も少しストレスが発散されていればよいけれど。
問題は私
昨晩の仮眠が少なかった為か、ビール2杯で瞼が上がらない状態になってしまった。
普段から優しい彼は、
「今日はここまでにしましょう」
と言ってくれた。
「ああ、私が彼をおもてなししなければならないのに、逆に気を遣わせてしまった・・・ごめんなさい。」
でも、彼も自宅に帰れば、家事等やることはあるだろうから、ちょうどよかったかもしれない。
1時間半ちょっとの短い時間、本当にありがとうございました。
また、時間を作ってランチとお酒を飲みましょう。
新人歓迎会まで時間があるので、蒲田のネットカフェで一旦休憩することにした。