焼き鮭に恋をする

久々の日勤業務

振り返れば、30代の2年くらいを除けば24歳から24時間勤務や夜勤をしていた。

だから、たまに日勤で夜帰るのがちょっと新鮮。
これが普通なのだろうけど、普通には思えないくらい宿泊勤務に慣れてしまった。

サラリーマンってこんな感じなんだろうな。
週末の夜は嬉しくなっちゃうのかな。

でも、宿泊勤務の良さは昼間から長い時間を呑めるし、遊べるし、宿泊明けから行動すると休日と合わせて有効活用できるんだよな。
だから宿泊勤務はやめられない。

そのかわり人とは違う生活のツケが身体にきていることは間違いないわけだが





京急線に乗り
品川から山手線に乗る

「今晩は日曜の夜だから空いてるな」
そんなことを思いながら、ステンレスが輝く新型の山手線は新宿へ向かう。




日勤の日は外食。
今晩行く店はもう決めていた。

新宿駅のいつもの人混みをかき分け、京王線に乗り
向かった先は…




代田橋駅

京王線笹塚駅と明大前駅の間。
学校は専修付属高校があるイメージ。


駅を降りた。こじんまりしているなぁと感じる。


先を進んでいった。


この周辺が沖縄タウンだとは知らなかった。


甲州街道を越え



沖縄タウン内
めんそーれ大都市場内にあるこの店に向かった。
沖縄料理ではない、この店だ。


「しゃけ小島本店」

tabelog.com


外の椅子で少し待つことに・・・。
周りは沖縄居酒屋で楽しそう…。




やがて店員に呼ばれ店内へ


【店内をちょい撮影しました】




「おいおい、俺以外カップルかよ…
どーせ、俺は日曜なのに仕事のアフターでひとりきりですよっと」

「ま、いっか。みんなが幸せなら。」

この状況に苦笑いをし、紙に書かれたメニューを選ぶ。

「そっか、さっき山手線で言ったよな。今日は日曜だった。日曜に仕事してるのはサービス業の俺のような人間だけだよな。」

「みんな、どんな会話してるんだろう」

カップル同士に挟まれたスーツ姿のアラフォーおっさん。
第三者にはどう見えるんだろうか。



【メニューもちょい撮影】



「いつも来るわけではないから、今晩は奮発すっか!」
カウンターの若い店員さんに伝えた。

「すみません、上しゃけ定食を」






周りを見れば、鮭を肴にビールに日本酒

「確かにこりゃたまらんなぁ。
カウンターで男と女が語り合うなんて良いじゃない」

後ろのテーブルにもカップル
お店はこじんまりしてるけど、店内の照明も落ち着いていて良い感じだ。





やがて、カウンターにあるお盆に料理が並べられる。
そして、焼き鮭が乗り、ご飯とお味噌汁が置かれ

「お待たせしました。上しゃけ定食です」



いやあ、肉厚な鮭


皮がパリパリでうまい!
誰か酒くれ酒🍶笑


40年間の人生で一番美味い焼き鮭に出会った。
小島の焼き鮭に恋してしまった。
また会いたい!

ご飯とお味噌汁もおかわり自由だとは…
お味噌汁も美味しい。

焼き鮭を食べ終わったけど、付け合わせのとろろがあったので、ご飯とお味噌汁をおかわりした。



…おっと、いけない。
実家に寄る用事があった!

焼き鮭への恋が現実に戻された。
もう少しお店に居たかったが。




「ご馳走様でした。」

「ありがとうございましたー」

後ろめたい気持ちで店を出て、代田橋駅へ向かう。





代田橋
良い街だったな。

また焼き鮭に会いに来ます。
今度は酒の肴にします。